WOODPROさんのOLD ASHIBA(足場板古材)のラックを用いて、簡単なTVボード(機能的にはAVボード)を作りました。
古いミニコンポの不調により、パイオニア(Pioneer) CDミニコンポーネントシステム X-CM35-Tを購入することになりました。どうせなら、テレビの音声も新しいコンポのスピーカから聞きたいのですが、あいにく、元々ある小さなTVボードには、スピーカーを置くスペースがありません。
じゃぁ、TVボードも買い換えちゃおう!と考えたものの……。我が家はテレビの設置が部屋の隅に限られており、選択肢の少ないコーナー用TVボードの中からは、1万円台という予算に見合ったコンパクトな商品を見つけられませんでした。
既製品が無ければ、何かを組み合わせて作れないかなぁ?木箱とか……そうだっ、WOODPROさんでは、いろいろなサイズのOLD ASHIBA(足場板古材)木製ラックが販売されているはず♪
仕上がりの個体差を考慮して商品選びは慎重に
TVボードの条件としては、32インチTV(奥行26.6mm)が上に置けること。DVDプレーヤー(高さ49.5mm)とミニコンポ本体(高さ123mm)を棚板15mmを挟んで(合計187.5mm)上下に置けること。出し入れに必要な空きと、棚板の厚み誤差もプラスして、少なくとも内法高が193mm必要です。
内法が、幅680mm×高さ196mm あるOLD ASHIBA(足場板古材)ラック長方形3型(1.5段)幅750mm×高さ266mm×奥行295mm が希望サイズにドンピシャ!!嬉しい反面、内法の個体差があるのでは?と気になって、問い合わせしてみました。
すぐさま「板の厚みに個体差があるのですが、通常は196ミリよりも小さくなることはありません。ただ、古材の商品ということもあり、反りの影響で内寸高さが小さくなってしまう、という可能性がございます。」との御回答をいただきました。WOODPROさんありがとうございます!
使っているうちに板に変化が生じ、サイズが合わなくなる怖れはありますが、そうなったらまた他の用途を考えればいいんですよね。その点、何にでも使い回しできるシンプルなラックなので心配ありません。
下の画像が、届いたばかりの本体用の大きなラック、専用足のセット、大きなラックの棚用板、スピーカー置き用に小さなラック二つ、それからワックスです。
自分でワックス塗りするので、全て無塗装の商品をチョイス。ターナーアンティークワックスの色は、他の家具の色に近いシックなジャコビーンを選びました。
TVボード本体用に購入したもの
OLD ASHIBA(足場板古材)ラック長方形3型(1.5段)幅750mm×高さ266mm×奥行295mm をTVボードの本体にして、棚板と専用足を取り付けます。
内法は、幅680mm×高さ196mm と記載されていますが、複数の板を継ぎ合わせていて、一様に平らではないので、棚板を真っ直ぐ切っても入らない場合があります。
OLD ASHIBA LEGS(専用脚/2個入)奥行295(280)mm用高さ150mm には、ビスがすでに打ち込まれていて取り付け超簡単!
足場板は柔らかいため、特に下穴をあける必要もなく、足を付けたい位置でビスをドライバーでねじ込むだけです。
床に接する面には、百均で買っておいた滑り止めを兼ねたキズ防止用シールを貼りました。
アイデア膨らむLEGSですよ〜。他の物にも付けてみたい!
棚板に必要な長さは680mmなので、OLD ASHIBA(足場板古材)フリー板(厚みハーフ材)厚15mm×幅240mm×長さ800mmの注文時に、カットをお願いしても良かったのですが、余りの木っ端を棚の支えにしたいので、自宅でノコギリ!
正面の内法幅ピッタリにカットしてから、サンドペーパーで削りながら何度も差し入れて調整しました。途中に出っ張りがあったりして、けっこう時間が掛かりました〜。
出来上がった棚板は、セリアで購入した黒いブラケット(L型金具)4個で、本体にビス止めしてあります。上の段に置くのは、DVDプレーヤーとリモコンくらいですので、強度的には十分。余った棚板の木っ端は、下段の高さにカットし、ミニコンポとCDケースの仕切りとして差し込み、小さなL型金具にて固定。ミニコンポの放熱を妨げないよう間を空けています。
スピーカー台用に購入したもの
OLD ASHIBA(足場板古材)ラック正方形1型(1段)幅266mm×高さ266mm×奥行195/205mm は、テレビの左右に置いて、それぞれスピーカーを1個ずつ載せます。
床に接する面には、LEGSと同様に滑り止めを兼ねたキズ防止用シールを貼りました。
木部全体をワックス仕上げ
本体は、できれば組み立てる前にターナーアンティークワックス 木部用【ジャコビーン】を塗り広げておいて乾拭きします。
私は柔らかいボロ布で塗り、かなり大変でした。入隅や節穴、そしてザラザラした表面や小口には、布だとワックスを奥まで浸透させることが難しく、最後には歯ブラシでガシガシ!と押し込んでます。
3月というまだ寒く乾燥した時期であったせいか、乾拭きすると見事にサラッと!ツヤツヤ☆スベスベ♪
カーワックス用のスポンジの方が、効率良く塗り広げられるんじゃないでしょうか。手に付いたワックスは、石けん洗いで意外にあっさり落ちました。(私がペンキ塗りで汚れ慣れているからそう感じるのかもしれません)
出来上がったTVボード前面
コンポの本体サイズに合わせた下段は、普通サイズのCDケースがギリギリ入る高さです。ちょっと変わった紙のパッケージだと入りません。コンポの各スイッチが天辺手前に並んでいるので、棚板は前面から50mm後退させて取り付けました。
TVの下にとりあえず敷いたのは、20年ほど前に購入してから何度も縫い直してきたUSAコットンのマットです。そんな古びた布を置いても、さすがOLD ASHIBA!ぜんぜん違和感ありません。
12年ほど前に福岡の作家さんから購入した「あみぐるみ」さんまでが、すっかり馴染んでますねぇ。表面の傷や凹みも足場板の味わい。なんだかずーっと以前からウチにあった家具のようです。(ワックスの塗り残しがまだ少し見えてますが……。)